私たち盛田金しゃち酒造は、創業以来、名古屋城のシンボルである「金鯱」ブランドをご提供しながら、愛知県を代表する酒蔵になることを目指し、また当初より酒造好適米には、最優良品種『山田錦』を使用した製品造りにこだわって参りました。

 

日本酒業界を俯瞰して見てみますと、1973年を境に日本酒の課税移出数量は減少に傾き長い低迷期が続きましたが、近年では日本酒の多様化や2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで世界中から注目を浴びるようになり、輸出需要が拡大し日本酒業界に追い風が吹いている、そんな雰囲気を感じております。

 

このような過渡期にあたり、私たち盛田金しゃち酒造は、今一度日本酒造りの原点に立ち返り、お客様に美味しい商品をお届けすることは勿論のこと、日本酒造りが地元を元気づけることに少しでも貢献できるのではないかと思いました。

それは、原料を供給して下さる農家の方と共存共栄できるということ、地域性をより大切にした商品を多くの方にお届けすることによって、愛知を、名古屋を、そして地元亀崎を全国そして世界の方に知っていただけるのではないかと、独りよがりにも思われるかもしれませんが、弊社の進むべき新たな道が見えてきたような気がいたします。

 

愛知県では「夢吟香」という愛知県で生まれた酒造好適米がございます。

私たち金しゃち酒造は、このお米を使用した商品を大事に醸し、多くの方に手にとってもらえるよう精進して参ります。